劇場公開日 2011年9月24日
Dir en grey のPV「Agitated Screams of Maggots」で世界中のクリエーターを驚愕させた
黒坂圭太、初の長編アニメーション映画。
黒坂圭太が描くキャラクターは、色鉛筆による独特のタッチと色彩で描かれた
シュールでちょっとグロテスク。
そんなキャラクターたちが画面をうねり、飛び交い、乱舞する。
10年以上の歳月をかけて1人の作家が手描き作業を続けた本作
舞台は、20XX年、東京都内某所。再開発が進む商店街の廃墟に、秘密の研究所があった。
そこでは来るべき食料危機に備え5人の科学者たちがある開発をしていた。
ヒトとヘチマを交配させ、野菜と肉を兼ねた“夢の食物”をつくるというものだった。
しかし研究は行き詰まるが、ある晩、夜明け前の研究所に一筋の光が差し込む。
それは、1万年に1度だけ地上を照らす“マンテーニャの星”だった。
その大いなる力により、夢の食物“MIDORI-KO”が誕生する。
その肉は大変美味だが、外敵から身を守るために高度な擬態能力を持っており
最初に出会った相手に情愛をゆさぶるフェロモンを発散する。
科学者たちは歓喜するが、MIDORI-KOは食われることを拒否し、研究所を脱走してしまう。
科学者たちは血まなこになって、どこかに飛び去ってしまったMIDORI-KOを捜しまわる。
同じ町内で同種の研究をしている××大学農学部研究生のミドリという女性が
MIDORI-KOを飼育していることを突き止めた科学者たち。
しかしミドリのガードは堅く、なかなか近づくことができない。
して食欲旺盛なアパートの住人たちも、隙あらばMIDORI- KOを食おうと狙っていた。
このような内容ではあるが、これを10年も前から考えていたことに驚きです。
また、個人的に驚いたのが予告を見る限りアナログな雰囲気の方なのかと思っていたのですが
実際はパソコンを自在に操り作品を繋げたり編集するというところです。
監督:黒坂圭太(くろさかけいた)
出演(声)涼木さやか
ゆうき梨菜
チカパン
(C) Mistral Japan All Rights Reserved 2011
緑子 MIDORI-KO
投稿日 9月 - 7 - 2011